カテゴリー「ニュース」の4件の記事

情報社会ならではの病!?「ADT」の脅威とは?

気になるニュース

以下コピー

*********************************

2008年10月8日(水)11時0分配信 

メールボックスには「要返信」「要処理」のメールがたまってるし、情報収集のためにチェックしなきゃいけないニュースサイト、ブログもテンコ盛り…。ネット上から迫るメガ情報のプレッシャーをひしひしと感じている人は多いはずだ。

しかし、僕らの脳が処理できる情報量も、そろそろ限界かもしれない。膨大な情報にさらされて脳がオーバーヒートを起こし、無性にイライラしたり、集中力がなくなったりする…最近、アメリカでは、そんな状況に陥ることを「ADT」(Attention Deficit Trait:注意欠陥特質)として定義する動きが見られるという。名付け親は精神科医のE・ハロウェル氏。

彼の分析によると、ADTは落ち着きがなく、一つの物事に集中できない症状を表す「AD/HD」(Attention Deficit / Hyperactivity Disorder:注意欠陥/多動性障害)」に似ている。しかし、先天的な病であるADHDと違い、ADTはあくまで日々の情報ストレスが引き金だとか。近著『インフォコモンズ』でADTの脅威に警鐘を鳴らしたITジャーナリスト・佐々木俊尚さんに事情を聞いてみよう。

「アメリカのオフィスは日本以上にIT化が進み、連絡の大半はメールやメーリングリスト。伝達事項はグループウェアを使うのが通常。転職の際も、SNSで紹介してもらって新しい会社へ面接に行くのが当たり前です。そんな状況で受信する情報が爆発的に増え、ADTの原因になっているのです」

佐々木氏自身、日々の取材活動のために300ものサイト、ブログに情報アンテナを広げ、1000を超える新着記事、エントリーをチェックする必要に迫られているという。確かに、僕らでも部署内の一斉同報メールやニュースサイトのチェックに取られる時間は増える一方。目の前の情報処理にアップアップするなか、ADTは決して対岸の火事ではないような…。

「日本のネットユーザーの一部では、1日に数千ものメールや記事、エントリーを読むのが当たり前になりつつあります。こうしたディープな使い方が一般に広がったら、ADTの症状を現す人が出てくるかもしれません」(同)

しかし、この現代においてインターネットを遮断するのは現実的ではない。せめて、押し寄せる情報に身を委ねるのではなく、時にはネットをシャットダウンし、リアル情報にも重点を置く――ADTに陥らないためには、そんな心構えが必要なのかもしれない。
(R25編集部)

情報社会ならではの病!? 「ADT」の脅威とは?の詳細情報はコチラ

| | トラックバック (0)

脳:「ものを見る」経験→視覚発達…たんぱく質がカギに

気になるニュース

以下コピー

************************************************** 

脳の発達初期で、視覚をつかさどる神経回路が活発に形成される「臨界期」を開始するたんぱく質を、理化学研究所脳科学総合研究センターなどがマウス実験で発見した。このたんぱく質は網膜で作られて大脳に運ばれており、「ものを見る」という経験が視覚発達のスイッチ役を果たすことを裏付けた。弱視の治療につながる可能性があるという。

 生まれた直後のマウスを暗室で飼育すると臨界期がなくなり、視覚の発達が遅れることが知られていた。しかし、ものを見る経験が脳の発達に影響する仕組みはなぞだった。

 同センター神経回路発達研究チームのヘンシュ貴雄チームリーダー(神経生理学)らは、脳の視覚野に多く分布する「Otx2」というたんぱく質に着目。生後から暗室で飼育したマウスの脳にはOtx2が見られなかったが、脳にOtx2を注射すると臨界期が始まった。

 また、Otx2は網膜で作られ、ものを見るという経験に応じて脳に運ばれることも分かった。ヘンシュさんは「ヒトにも同様の仕組みがあると考えられる。Otx2を利用し、成長後でも人為的に再び臨界期にすることができれば、弱視の治療などにつながるのではないか」と話している。7日付の米科学誌「セル」に発表した。【西川拓】

毎日新聞 2008年8月16日 21時53分

| | トラックバック (0)

統合失調症:脳に未成熟な領域 マウスで確認 治療法期待

気になるニュース 以下コピー

****************************************************** 

統合失調症に似た異常行動を示すマウスの脳の中に未成熟な領域があることを、宮川剛・藤田保健衛生大教授(神経科学)らが発見した。死亡したヒトの脳の研究でも同様の傾向がみられ、統合失調症の客観的な診断や治療法開発につながると期待される。11日、英国のオンライン科学誌「モレキュラー・ブレイン」に発表する。

 宮川教授らはさまざまな遺伝子を欠損させたマウスの行動を網羅的に調べ、CaMK2αと呼ばれる酵素を欠いたマウスが「気分の波」など統合失調症に似た異常行動を起こすことを見つけた。

 この酵素を欠くマウスは、記憶をつかさどる海馬の「歯状回」という領域の神経細胞が未成熟で、ほとんど機能していない。死亡したヒトの脳を調べた米国のデータベースによれば、統合失調症の患者は、歯状回の成熟した神経細胞を示す分子が少ない傾向にある。

 宮川教授は「ヒトの統合失調症の一部は海馬の歯状回の未成熟が原因の可能性がある。成熟を促すことができれば治療法として有望だ」と話す。【西川拓】

毎日新聞 2008年9月11日 2時06分

| | トラックバック (0)

文科省:「キレる」構造を研究 対人関係、脳の仕組みは?--来年度から

 以下気になるニュースのコピー。

********************************************************** 

引きこもりや「キレる若者」など対人関係の不適応が問題化していることを受け、文部科学省は来年度から、人間の社会行動やコミュニケーションに関係する脳の機能や構造を特定する研究に乗り出す方針を固めた。脳のある部位の変化や個人的特徴が、行動などにどのような影響を与えるかを示す指標を作り、問題行動や社会性障害の予防や治療につなげることを目指す。 文科省や専門家によると、脳の生物学的な特徴と社会行動との関係は、動物では比較的解明が進んでいる。マウスでは、ある種の脳内物質を欠くと自閉的行動を示したり、攻撃性が高まることが分かってきたという。

 人間については、脳の計測の難しさなどから心理学的な手法での研究が主だった。今回、文科省は動物での知見を網羅的に結集し、計測技術の開発も進め、人間の社会性を生み出す脳内メカニズムの解明を目指す。文科省がテーマを設定し公募で研究者を選ぶ。さらに、不眠症や摂食障害、うつの増加を踏まえ、ストレス耐性や睡眠リズムをつかさどる脳幹研究も強化する。

 文科省ライフサイエンス課は「問題行動や社会性障害の生物学的なリスク要因がある程度明らかになれば、予防や治療に結びつく可能性がある」と期待する。

 東北大で「脳神経科学を社会に還流する教育研究拠点」のリーダーを務める大隅典子教授は「早い段階でリスクが分かれば、育児や教育でケアできる可能性がある。こうした指標が差別につながらないよう、経験や環境によって脳が生物学的に変化することなども社会に説明しながら研究を進める必要がある」と指摘する。【西川拓】

毎日新聞 2008年8月19日 東京朝刊

| | トラックバック (0)