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映画 「チェ 39歳 別れの手紙」

「チェ39歳別れの手紙」(←詳しくはHPで)観てきました。(withチヨさん)

では、思ったことをだらだらと語らせてもらいます。
きっとこの映画を観てない人はまったくわからんくておもんないと思うのでスルーしてね。スイマセン!

ストーリというか、話の展開は、ゲバラ日記そのものでした(まさにあたしが途中で断念した本)
映画、「チェ28歳の革命」でのキューバ革命での成功とは、まるっきり正反対。
こちらの「チェ39歳・・・」の方は、ボリビアでの革命の失敗が淡々と描かれとります。
淡々にちがいはないが、かなり辛く重いです。涙を流さずにはいられない内容です。

前半は特に話の展開というものもなく、ダルイです。
ただただ、辛い感じのゲリラライフが淡々と過ぎていきます。ドキュメンタリーのようなんです。
なもんで、デルトロさんが、まさにゲバラのごとく見えてきます。
作りものな感じがあまりしないので、このボリビアでのゲリラ戦のだるくて、常におなかがすいてて、悲惨な感じがリアリティもって訴えかけてきます。

ボリビアで新たな革命を目指し、がんばるゲバラなんですが、ボリビア政府軍とガンガンやり合うという、勢いのある戦闘シーンもなく、常に逃げ気味?山の中をうろうろと歩いています。
なんとなくうまくいきそうにない、追い詰められ感がありありでしんどいです。
最初から、何一つうまくいかないんです。
①ボリビア共産党のモンへと協力するはずが、うまくいかず。
②キューバ革命の時みたいに、農民たちが協力してくれず、反対に密告したり、ようするに、敵となり、うまくいかず。
③ゲリラ仲間の団結もイマイチで、脱走兵が出て、捕まったあげくに、ゲリラのことをしゃべったりして、うまくいかず。
④その他いろいろ、無線機が壊れたり・・・。スパイ(?)であるターニャの正体がばれたり、ドブレやブストスが役立たずだったり
なもんで、ゲリラの人数も増えることもなく常に少人数で弱弱しくて、なんか希望も持てない。
ゲリラは常に飢えてます。誰からの支援、応援もないんでしょう。お先真っ暗です。
悲しい感じ。かなり悲壮感。孤立無援。
でも、悲惨であればあるほど、なんでここまでして、ゲバラはがんばるんだろう?と、胸が熱くなります。
よくぞここまで、人々のためにがんばることができるなーと。
ゲバラの正義感の放つパワー、どんな困難な状況としても、ぶれることのない信念・・・うまく言葉がみつからないが、なんしかゲバラは輝いてみえます。(見た目はぼろぞうきん風なのに)なんしか泣かずにはおれません。
まさに、正義の味方、ヒーローであるゲバラです。
「ゲリラ戦で人殺しやん」と思われるかもしれませんが、無駄に人を殺したりとかはありません。映画観てる限りですけどね。
部下に、「相手が撃ってくるまで、撃つな」とか指示してたし、村の人にはいつも優しく親切(診察したり、物を買う時は良い値段買ったり)で、「村で戦うのか?」と問われたら、「村では戦わない」とキッパリ言ってました。
「何故自分達は闘うのか?」ということもキチンと人々に対して説明をしてはりました。
とても紳士的なんです。とてもゲリラとは思えない。
でも、人々はゲバラ達についてきてはくれません。えーんcrying
何故?
ゲバラ達が、正しいこと、正義であること、そんなことは百も承知なんだろうけど、背景にあるボリビア政府、そのもう一つ後ろにある大国アメリカ、その圧力が怖過ぎて、自由な思想など持てない環境なんだろう。
自由こそ悪そのもので、死にいたることもあるんですから。
なんしか国家には絶対服従せんかい!おらおらって感じですよ。(ほんまむかつきます)
ゲバラは人々の真の自由、国家からの開放を求めて闘ったんです。
まっとうなふりして、裏では不正だらけの国家と闘うゲバラ氏です。
自分の裕福な暮らし、キューバでのトップクラスの座も捨てて、そのことだけに命を懸けたんですよね。
あいにくゲバラは人間なので、アニメの正義のヒーローのごとくうまく行くわけもなく、いとも簡単に殺されてしまうことになるんですが・・・どんな想いで最期を迎えたのかと考えると泣けてきます。
志半ばで、暗殺されてしまいますが、ゲバラの生き様は、今でも、こんなに熱く、人々に訴えてきます。
心動かされずにはいられません!!

あたしはゲバラが好きだけど、ゲバラみたいになれそうもないです、正直。
きっとボリビアの農民たちみたいに、自分の保身を優先し、ゲバラのことを密告するであろう小市民です。
でもそうならざるをえない世の中。そこに問題があるんだろうと思いますが(自分の器の小ささを言い訳してる?)
ゲバラのようにはなれないけど、自分のことばかり考えてしまう、利己主義的な部分を見つめ直してみようと思います。
ちっこい自分でも何か人々のためにできることがあるかもしれないし(?)←今のとこ全く思いつかねーが。

この映画の最後の方のシーン。
ゲバラが殺される前に、ボリビア政府軍の見張りの兵士とゲバラが、少し会話してます。
「神は信じないのか?」とボリビア兵士に聞かれ、ゲバラは「人間を信じる」って答えてるのが印象に残っています。
そして、その見張りの兵士は、ゲバラに「縄をほどいてくれないか」と頼まれます。
兵士は、うろたえてしまって、別の兵士に「見張りを代わってくれ」と頼みます。
縄をほどいてしまいそうな自分が怖かったんだと思います。
それほど、ゲバラには魅力があったんだろう。たとえ見た目はぼろぞうきん風でも。。

全くの少数派のゲバラ隊。
ゲバラがいくら正しいことを言うてても、大きな国家勢力によって、いとも簡単に殺されてしまった。
この世の中、何が正しくて何が正しくないのか?きちんと自分で考えないとイカン!と思った。

とりあえず、今日はここまで。
ちょっと気になるサイト、貼っておきます。ゲバラ最後のたたかい

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コメント

チェバラさん

ゲバラ最後の戦い…時系列かつ関係者名も記してあるのでわかりやすいね。
私自身が本名と仮の名前がごっちゃになっているので理解するのに時間がかかったけど。

思うに、大きな節目というか、ゲバラの読みが狂ったのは、「キューバでのカストロとモンヘの会談」じゃないかな。
たくさんの人が言っていた、「ボリビアはゲリラ活動がうまくいく状況ではなかった」根本がここにあるような感じがする。think

カストロは、当時、ソ連(フルシチョフ)との関係の方が大切で、仮にゲバラの味方をしたかったとしても「出来ない状況」にあるし、モンヘとの話し合いに気合が入っていたとは思えないよね。
(フルシチョフが革命活動を嫌っていたので、気合をいれることは不可能)

モンヘは、裏切ったというよりも、自分が指揮をとる前提でしか物事を考えていなかったみたいなんで、「ゲバラが指揮官?それは話が違う…だったら支援しません」ってなるのも自然な流れかもしれない。

ゲバラはカストロを尊敬していたはずなので、「カストロに対してモンヘが支援を約束した」という状況があれば、「万事オッケー」、ボリビアでの後ろ盾を得た安心感で前進し続け、退却など考えないハズ。(コンゴでは退却しているので、退却の選択肢もあったとは思うけど)

ここでのゲバラ&カストロ&モンヘ、3者の思惑のズレが致命的(=革命は成功する要素なし)となったのではないかな。

ターニアの失敗とかあってもなくてもあまり関係なかったかも…。

ボリビアには最初から成功の要素はなかったってことやよね。
映画ではそこが哀しいくらい淡々と描かれてたけどcrying

最後まで人間を信じて諦めなかったゲバラの気概、美しすぎる…

投稿: チヨ | 2009年2月10日 (火) 13時23分

flagチヨさん
カストロは確かに気合なしよね。
一応ゲバラのこと応援はしてるやろけど、所詮他人事って感じやったと思う。
もうキューバのことで必死っぽいよね。しゃーないと思うわ(この前のNHKのヤツ見てると)
キューバも金なさそうやもんな。。

しかし、モンへはむかつくわ。
1966年12月にゲバラへの協力を約束してるのに、自分がトップに立てないとわかると、協力せんてのはどないやねん?って思うわ。
明らかにゲバラのが経験豊富やろが!!
そんなに、権力に執着するのか?と言いたい。そのくせ、共産党すぐにやめたり、意味不明な行動やし。モンへは中途半端。
とは言っても、モンへの協力なしってのは、お先真っ暗な感じがするよね。。のっけからやし。
1967年1月(元旦)には、モンへからの協力がないのは確実となったのに、なんで退却せんのかなぁ?
モンへがダメでも、民衆の協力が得られると思ってたんかな?

ボリビアは、ほんまふんだりけったりで、何もうまく行きそうにないよなー。
密告だらけやもんな。

しかし、ボリビア政府、ゲバラのこと殺さなくてもいいのに!!って思う。
殺す理由は全くないと思う。
遺体も、見せ物したかと思えば、空港の下に埋めて隠したり。
どないやねん!!

投稿: チェバラ | 2009年2月10日 (火) 15時09分

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