映画「自虐の詩」
中谷美紀が主演している自虐の詩を見た。
ミポリン主演の「サヨナライツカ」より、「自虐の詩」のが、心に染みて泣けるというのは、なんか・・・どうなの?
中谷美紀(=幸江)は、やっぱいいなぁ~!
そして、阿部寛(=イサオ)も、セリフはほとんどないが、好演。
無口なくせにあの存在感と、ちゃぶ台飛ばしのキメポーズ(?)に、見入ってしまいましたわ。
イサオは阿部ちゃんしか考えられない。もちろん幸江もだけど。
と言いつつ個人的にこの映画の中で一番好きだったのは、幸江の中学時代のお話。←あべちゃんも中谷も出てないところ(どないやねん)
幸江の不幸(?)な生い立ち。貧乏ゆえに、いじめられていた。
でも、そんな中、同じ貧乏友達の熊本さんとだけは、なんとなーく仲良くしていた。
めざし(一個だけ)弁当や日の丸弁当を一緒に食べたり、学校のにわとりを一緒に盗んだり(!)
なのに、幸江は、ある日、人気グループの頭もよくてかわゆい藤沢さん(例えるならめちゃモテ委員長です)にお弁当を一緒に食べようと誘われ、あっさり熊本さんを裏切り、藤沢さんのグループに入る。
そんな時に、父親(西田敏行)が、女の為に銀行強盗をして、逮捕される(あほやな)
なもんで、その日から中学校では総スカン。
そんな時にでも、熊本さんは幸江を無視しなかった。
幸江が裏切ったことについては、殺人(!)までいっちゃうのでは?というほどの大喧嘩をして、和解。(ちなみに、殺しそうになるのは、幸江の方です。大きい石で熊本さんを殴りよった・・ヒドイわ)
「近くにいても、遠くにいても、あなたの事は忘れない。
嬉しい時も、悲しい時も、あなたと友達でいる。ずっと友達でいる・・・」
ということで、二人は親友になった。たぶん。
この殴り合いのシーンもよかった。でも、さらに良いのが幸江が上京するシーンなのです。
幸江が中学卒業して、気仙沼を離れたった一人で電車に乗り東京へ向かうまさにその時、熊本さんがお弁当を持って駅までかけてきて見送るところは、声あげてワンワン泣いた(一人で見てるので問題はない)
熊本さんも、極貧で、いつも学校では、白ごはんの上に、めざし一本だけのってるお弁当なんですよ。
それなのに、幸江にあげるお弁当には、たまごとか、ウィンナーとかも入った、最高にゴージャス弁当なんです。それと5円玉をたくさん数珠みたく連ねたお餞別も・・・。熊本さんの出来る限りの精一杯・・・。
ユーミンの歌の「ぎこちないぬくもりほど泣きたくなる」ってな歌詞を思い出した。
しかし、この熊本さん素敵過ぎ。大好き!女の友情ってのもいいもんですね。
そして、中学卒業して上京した幸江ちゃんを待っていたのは幸せとは正反対。まさに転落人生。
幻覚症状が出てるほどのシャブ中&売春婦になっております。
イサオと幸江の出会いのシーン。
そんな幸江の前に、ヤクザのイサオが、ロン毛&マトリックス風な姿で、登場します。
このヤクザのイサオがパンチパーマのイサオよりかっこいいのかは、全く謎だけど、幸江を一途に愛する力はすごかったなー、ほんとに。
だって、パンチパーマのイサオはニートでちゃぶ台ひっくり返すだけなのに、このヤクザマトリックスイサオは別人のように幸江に優しいのです。昔はこんなに一途だったのねーとビビります。
ボロボロな姿のシャブ中幸江でも、イサオは幸江のことがただただ大好きなんです。
そして、幸江をつれて逃げ出す為に、小指を詰めて(!!)堅気になって、迎えに来たイサオです。(そういえばロン毛でもなく、パンチでもなく普通の短髪ですね、この時は)
それは、まさに白馬に乗った王子様ではなかろうか!?(ほんまかいな)
こんな、ヤクザなイサオとシャブ中幸江の出会いのお話を見て、摩訶不思議なる愛の形もアリだな。ウンウン。て思ってしまったが、どうなんだろう?
最後に、中学時代からずっと何十年も会ってなかった、熊本さん(=アジャコング)と幸江が再会するシーンがあるんですけど、ここがまたなんか泣けた。
やっぱ熊本さん=アジャコングが良い!個性のキツさが、熊本さんの強さ、ふところのでかさを感じさせていいなぁ!やっぱ熊本さんラブです。惚れた!![]()
お互いあの辛い中学時代があったけど、今はなんかねー、二人とも、普通に(?)幸せそうでさ・・・よかったよなぁ!
やっぱ親友は、会わない期間が長かろうが、そんなの関係ないんだねー。
一瞬で中学時代の幸江と熊本さんでさ~。言葉なんかイランって感じでさ~、グッとくるよなー、ここ。
イサオと幸江の摩訶不思議な一途な愛もいいんだけれど、幸江と熊本さんの友情物語がすごくよかった。
自虐の詩と言いつつも、最後はあたたかくなるそんな素敵な映画です。
今、主題歌「海原の月」を聴いただけで、映画を思いだして熱いもんが込み上げてきます。
次は「嫌われ松子の一生」見てみようと思います!






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